経 ( けいけん ): 
教 育
芝浦工業大学専門職大学院「工学マネジメント研究科」に入学して

◆◇ 2003年(平成15年) 7月の出来事 ◇◆


2003年7月28日(月)
「産業創出過程論:児玉教授」では、特定課題研究として選んだ課題について
なぜそのような選択をするのか、
どのような事例研究と、
どのようなデータ分析を行うのか、
結論としてどのようなことが想定できるかについて論述することを求められた。
私が取り組むテーマの概要は、
「1980年代から2002年までの期間において、通信製造業各社の多角化の分析と
成熟産業となった有線伝送機器の多角化戦略の分析を通して、新規事業の進出
および事業多角化の功罪を評価してみる」とした。

2003年7月27日(日)
オープンキャンパスを開いた。ボランティアとして参加した。
午前と午後で約60名見学に訪れた。
個別に面談するチャンスがあり、話をすると、
多くの人が会社に、社会に、物足りなさを感じていて、
人生の何かのきっかけを得ようとMOTの門を叩きにやってきている。

2003年7月19日(土)
ワーキンググループA(WG A)を立ち上げた。
テーマを「技術の分かる経営者になるには」とした。
まずは、7名のメンバーが自分の体験したMOTについて話すこととした。
(1) メンバーそれぞれが順番に、マネジメント経験または現状のマネジメント
に対する疑問、要望を問題提起する。
(2) 報告に対して、MOT視点でのメンバーからQ&Aを行う。
(3) どのような展開がされるかは未知数。課題(ケース)の洗い出しを行う。
(4)プレゼン資料、議事録や課題(ケース)を残し、これを整理してみる。

2003年7月16日(水)
試験をきちんとやる科目とレポートで対応する科目がある。
記憶に頼る試験は、叔父さんにはこくな話だ。
仕事でくたくたになってきた頭には、覚えていることも、急には出てこない。
私が受講したなかで唯一筆記試験をしたのが、「経営戦略」だ。
答案を出して教室の外に出たら、どんどん思い出してきた。
これもコントロールできないとMOTを学んだことにはならないのか。
そうですよね。マネージメントをしていて、いちいち紙を見て話すわけではないですから。
 

2003年7月14日(月)
[STP]
  S(Segmentation)
  市場セグメンテーション:
   セグメントをどう区分するかは、企業が目指すビジョンや目標、業種・業態に
  よって異なり、まさに戦略そのものである。
  T(Targeting)
  ターゲティング
   どこの市場セグメントに資源集中するかを選択する。
   選択の尺度は、
   「セグメントの規模と成長性」
   「セグメントの構造的魅力度」
   「会社の目標と資源」
   の3つである。
  P(Positioning)

 ポジショニング
   ターゲット顧客から見て、その企業独自の価値をもとに「差別化」を認知させる活動である。


2003年7月13日(日)
[SWOT]
 機会(Opportunities)
 脅威(Threats)
 強み(Strength)
 弱み(Weaknesses)

2003年7月12日(土)−3
「技術が分かる経営者になるには」と題するセミナールを夏休み期間中に取組むこととした。
基本方針:MOT的マネージメントの視点に立って経営を考える。
階層別マネジメント:課長、部長、事業部長、経営者と段階的にそれぞれのMOTを研究する。
職種別マネジメント:営業職、技術職の切り口で、MOTを研究する。
活動目標:(1)経営的視点(視野を広く)で物を考えられる。
      (2)戦略立案能力(技術戦略が分かる)を向上させる。
      (3)技術の展望(将来予測)が分かるようになる。
以上の活動目標の達成に向けて、
メンバーそれぞれが順番に、マネジメント経験またはマネジメントに対する疑問、要望を問題提起し、進める。

2003年7月12日(土)−2
[MOT元年]と題する講義を東芝メカトロニクス鰍フ角先生から聴く。
先生の話から私が選んだMOT的視点とは。
「最終的にMOTが目指すべきもの、製造業の社長を育成するもの」
「営業は、情報武装せよ。手ぶら、丸腰では戦えない」
「技術を金に変える喜びを持て」
「決定を早く、行動を早く、成果を早く:実力がついてくると仕事にスピードがついて来る」
「Don't Quit. 投げたらダメ!」

2003年7月12日(土)−1
[ 3S]
 選択
 差別化
 集中

2003年7月11日(金)
[ KFS]
(Key Factor for Success)
 主要成功要因
5月27日を参照。

2003年7月10日(木)
[ジャックウルチの3つの選択肢]
(1)業界No.1
(2)撤退する
(3)売却する
4月22日を参照。

2003年7月9日(水)
[3C]:経営戦略の「キーワード」
 顧客(Customer)
  競合(Competitor)
 自社(Company)


2003年7月8日(火)−(2)
経営戦略の西村先生の最終講義、「キーワードを外すな」でした。
間違えなく身に付けたい、そのキーワードを10項目整理する。
(1)3C,(2)ジャックウルチの3つの選択肢、(3)KFS、
(4)3S,(5)SWOT、(6)STP, (7)4P、(8)三一の法則、
(9)3つの参入障壁、(10)弱者の戦略
このくらいのこと、完璧に頭に常駐させたいものだ。
悔しい、悔しい。

2003年7月8日(火)−(1)
知財の授業は「著作権」でした。
共同報告の彼、「全部任せてください。」と。
私はOptionとして、「ソフトウェア開発と著作権」と題してオリジナルの報告。
書斎に積まれている昔の契約書をいろいろ出して来て資料を作成。
(1)著作権は発注者側のもの
(2)著作権を一部保護
(3)使用権を譲渡
3つのケースについて、契約書表現の違いを報告した。
技術者も自分の仕事の契約書は人に任せずよく読んで権利の保護を行うべきと。
これこそMOTといった人もいた。