花巻温泉郷で一泊して遠野に向かう。釜石と花巻との
中間に位置したところに遠野はある。
山の裾野のさきに遠野の町がある。
東北の昔が残っているという遠野はこの先だ。
土手にたっているとやわらかい風が包んでくれた。
千葉家の曲り家。約200年前に建てられた。
下の駐車場に車を止めて、
今咲き誇る梅の花を観ながら千葉家に向かった。
千葉家の庭からの眺め。
この河童をみていると、河童に託した祈りが見えてくる。
母の願いが、乳と腹部の輝きに現れている。
カッパ淵をたずねたときは、今にも雨が降りそうだった。
「河童みる、夢たくさんの、遠野里」
遠野は民話のふるさと。
遠野駅に近くにある「とおの昔話村」で昔話を聞いた。
短い話を聴いている間に
いつしか神秘の世界に引きずり込まれていた。
庭の片隅の池。
こんなゆとりも文化なのかと。